心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の体を責めない

 

 

 

数年前になりますが

私は鍼治療に通っていました。

 

胃腸の調子が悪く、元気が出ず

時々不安にも襲われていたからです。

 

 

 

その時、鍼の先生から

「虚に偏っている」と言われました。

 

免疫力が落ちていて

生命力が落ちている状態。

 

だから、それを補うように

エネルギーを入れるという治療だそうです。

 

長年その状態だったから

すぐに元気というわけにはいかないけれど

続けていくうちに生命力は戻ってくると

言われました。

 

信じられないことに

私は元々は活動的で活発なタイプだそうです。

 

その時は活動的にしている自分を

考えただけでしんどいと思い

とても信じられませんでした。

 

 

 

その頃の私は

家事をやっていてもすぐに疲れて

他の人のように一日中働くなんて

とてもじゃないけどできませんでした。

 

睡眠もたっぷり取らなきゃダメだったし

日中、休憩もたくさん取らなきゃ

具合が悪くなりました。

 

 

 

 

私は、こんな自分が情けなくて

「どうしてみんなのように

働けないんだろう?」と自分を責めていて

無理をして元気な人と

同じことをしようとしていました。

 

 

 

 

私の体にはもうエネルギーがないのに

無理をして立ち上がろうとするなんて

体にとって

なんて酷なことをしていたんだろう

と、今、思います。

 

しかも、この自分の体を責めて

憎んで、呪っていたのです。

 

ダメな体だと否定していたのです。

 

これでは、余計にエネルギーが奪われます。

 

 

 

 

私は、昔から無理をするのが癖になっていて

体は悲鳴を上げていました。

 

無理をしたところで

みんなと同じことはできなかったのに。

 

 

 

もし、自分の体を労わり

無理をしないでいると、その頃のように

家でゴロゴロと何もしないでいることになる。

 

私は、それが受け入れられませんでした。

そんな自分が許せませんでした。

 

エゴが言います。

もっと働け

もっと活動しろ

もっと元気に外出しろ、と。

 

(生命力が落ちている時は、外出は

消耗するから控えるのが養生だそうです)

 

 

 

 

エゴが望んでいることは

その時の私には難しいことで

体の状態を無視していて酷なことなんだ

思いやりが欠けているんだ、と思いました。

 

私が「疲れたな」と思ったら

それは本当に休憩して

エネルギーを回復しなければならない時。

 

これからは「疲れたな」とか

「しんどい」という体の声をちゃんと聞いて

それに対処してあげようと思いました。

 

その時に「このくらいで疲れるなんて!」とか

「また休むつもり?」などと

自分を責めないで、当然のこととして

休ませてあげようと思いました。

 

私は、もう自分の体を責めることは

しないと決めました。

 

 

 

人と同じにできなくても

そんな自分をそのまま受け入れる。

そして、その自分で生きる。

 

そうすると、人生の流れは

変わっていくのだそうです。

 

 

 

私は、他者から

「生命力が落ちている」と言われて

自分の体を客観的に認識することができました。

 

そうしたら、休憩することや寝ることに

罪悪感が湧かなくなったのです。

 

弱っている自分を労わるのは

当然のことだと思いました。

 

自分にわかってもらえて

心がホッとして、軽くなりました。

 

 

 

ちなみに、その後の体調ですが

鍼治療に加えて、漢方薬も飲み始めて

さらに自分の体に合わないものは食べない

というふうに食生活も変えたら

胃腸の不調と不安はなくなりました。

 

だからといって

元気いっぱいに飛び回っています!

というわけではありませんが…

 

相変わらず、おうち大好きのインドア派で

のんびりダラダラしていますが

体の不調に悩まされるということは

なくなりました。

 

 

 

やっぱり、自分の現状を正確に把握して

必要なケアをしてあげる

つまり自分を大切にしてあげるのが

自分を助ける方法だなと思いました。

 

 

 

f:id:miiko-3:20220516201323j:image