心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

アダルトチルドレンと依存

アダルトチルドレンは、依存とは

切っても切れない関係にあります。

 

アダルトチルドレンは、育つ過程で

「真の自己」を確立する機会を奪われました。

自分の命を握っている養育者(多くは母親)に

嫌われたら生きていけないので

嫌われないように、必死に養育者の機嫌を

取らなければなりません。

(情緒の安定した親の場合、子どもは

自分の命の心配をせずに済みます)

 

その時に「真の自己」は邪魔になるので

どこかへ押しやってしまって

ただひたすら親の望みのためだけに

生きてきました。

生きるか死ぬかなので「真の自己」

なんて言っていられなかったのです。

 

その生き方で生きてきたので

アダルトチルドレン

自分の欲望を持つことは苦手です。

 

だから、アダルトチルドレン

自分のために生きられない

空虚さを抱えています。

この空虚感が辛いのです。

耐えられない、感じたくないのです。

 

この空虚を埋めるために

アダルトチルドレンは何かに依存します。

それは、ありとあらゆるものに。

 

 

 

 

 

アルコールや薬物の酩酊は

本当の自分を取り戻せた気分になるので

入り込みやすいそうです。

 

誰かに必要とされるのも

自分の存在価値を感じられるので

熱中しやすいです。(=共依存

看護師、ケアワーカー、カウンセラーなど

人を支援する仕事には

アダルトチルドレンが多いと言われています。

人に必要とされることが必要な人です。

 

私もすぐに人の役に立とうとするので

気持ちがよくわかります。

自分が役に立ったり、感謝されたりすると

自分が承認されたように感じて

ホッとするのです。

 

でも人のために生きているうちは

アダルトチルドレンの生き残りとは言えず

それは、がっつり共依存ということ。

人の役に立たなくても「私はこれでいい」

と思え、自分の楽しみのために生きられたら

その時やっと、アダルトチルドレン

克服したと言えるのだと思います。

 

 

 

 

依存に話を戻しますと

アダルトチルドレンはハマりやすい

ということもあります。

 

宗教、占い、スピリチュアル

特定のリーダー、など

何かに傾倒しやすいと思います。

 

自分がないから、自分のことを

自分で判断しないで

人の言うことを信じるのです。

 

アダルトチルドレンは自分を信じていません。

私にも覚えがありますが

自分は間違える、自分には力はない

と思い込んでいるのです。

 

 

 

 

 

私も今まで生きてきて、様々なものに依存して

ある意味助けられて、ここまで来ました。

 

若い頃は、すぐに誰かを好きになったり

アイドルにハマったりしていました。

私を満たして救ってもらいたかったのです。

 

また、小さい頃から甘いものが好きで

疲れると甘いもの、嫌なことがあると甘いもの

という感じで、日常的に食べていました。

甘えが足りないと甘いもの好きになると

聞いたことがありますが

自分の中の足りない愛を手っ取り早く

甘いもので補っていたのだと思います。

 

チョコレートやポテトチップは

ソフトドラックと言われていますね。

ガツンと脳が喜び、依存性があるからです。

 

 

読書も、私は一種の嗜癖だと思っています。

とても豊かなものではあるけれども

私は本を読んでる間は、常に受け身に

与えられたものを受け取っていればよく

自分で能動的に行動を起こさなくていい

とても居心地の良いものでした。

 

大海原にひとり漕ぎ出さなくていい

作者と共にいられる読書の時間は

私にとって依存だったと思います。

 

 

 

 

こうして、いろいろなもので、その時その時

満たしてきて、今があります。

それは、その場しのぎの見せかけの満足です。

だから根本的な解決にはなりませんが

それでも「だから耐えられた」と

言えるかもしれません。

私は「依存することは悪い」と

一面的な見方はしていません。

 

 

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でもこうして、誰かに救ってもらおう

何かに満たしてもらおう、と受け身でいる間は

自分は決して満たされません。

 

自分が自分のことをきちんと考えて

助けていくことが必要です。

 

自分の感情を取り戻し

自分の欲望を取り戻し

わがままも言う、怒ったり泣いたりもする

生身の人間になるのです。

 

そして、自分を大切にして

自分の言い分をちゃんと聞いてあげて

自分で自分を抱きしめられたら

自分はだんだんと満たされていきます。

 

 

 

また、何かひとつにのめり込むのではなく

たくさんのものに依存している人が

自立している人だとも言われます。

 

信頼できる人が何人かいて

楽しめるものが複数ある、というふうに

たくさんのものに

ふんわりと繋がれたらいいですね。

 

ちなみに、私は今でも読書を楽しみ

たまに甘いものを食べています♪

 

 

※ 依存症は病気なので

医療機関の受診をお勧めします。

 

 

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