心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分を観察する

例えば、眠れない夜。

 

布団の中で「ああ、眠れない」と焦りだし

「早く寝なくちゃ」とさらに焦ります。

 

そんな時は体が緊張していて

呼吸も浅くなっています。

 

そのことに気づき

「あ!体が固くなってる。緩めよう」

「呼吸が浅くなってる。もっと深くしよう」

と意識すると、返ってなかなか緊張が取れず

眠れないことが多いです。

(時には功を奏して眠れることもありますが)

 

 

 

実はこういう時は

より良くしようとがんばらないで

諦めた方がいいのです。

 

「今はそうなんだなー」と

ただ思うだけでいいのです。

 

「緩めよう」「もっと呼吸を深くしよう」

というのは

今起こっていることにバツをつけて

改善しようということ。

つまり、今起こっていることに対する

否定なのです。

 

そこには緊張が宿ります。

だから眠れないのです。

 

 

そうではなく、

体が固くなっていると気づいたら

「体が固くなっている。

そうか。そうなんだねー」

 

呼吸が浅いと気づいたら

「呼吸が浅くなっている。

今、呼吸は浅いんだね。そうなんだー」

と思うだけでいいのです。

 

それは、自分をきちんと見ていて

わかっている、という深い愛です。

だからホッとして緩んでくるのです。

 

緩ませよう!と自分を変えようとしたり

緩んでないとダメなのにと

自分にバツをつけると

自分はますます緊張していきます。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

日頃から、自分を観察する癖をつけると

いいかもしれませんね。

 

自分の体の状態を頭から爪先まで

ひとつひとつ観察していく。

頭がモヤっとするな

目の奥が重い感じがする

顎に力が入っている、という感じに。

 

自分の心の状態も観察してみる。

私の心の中には今何があるかな

何か重苦しいな、嫌な感じだな

疲れているな、不安があるな

今このことを考えてたな、という感じ。

 

その体の状態、心の状態に気づいて

認識するだけで充分です。

 

それが良いとか悪いとかの判断はしないで

その状態が嫌だからと改善しようとしないで

ただ観察しているだけです。

 

実況中継のように

「今こうなってます。以上」です。

そのあとに続けたくなる

「こんなんじゃダメなのに」

「もっとこうした方がいい」

などの思考は緊張の元なので

観察のみに徹するのがコツです。

 

 

 

こうして自分をただ観察するのは

今起こっていることを受け入れることで

自分もそのまま受け入れることになり

自分を愛することにつながっていきます。

 

だから、そうしていると

自分がどんどんホッとして

緩んでくるのです。

 

 

とても心地のいい状態です。

 

 

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