心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の良い所、悪い所

この世の中は、プラスとマイナスが

セットになっていると言われています。

 

ある物、ある出来事、ある人の中に

プラス面とマイナス面が

両方あるということです。

 

この靴はオシャレだけど履きづらい

入試に失敗したけど

そのおかげで今の仲間に会えた

あの人は誠実だけど面白みがない、などなど。

 

それは、この世の中のものすべてがそうで

コインの裏表のように

プラスだけとか、マイナスだけというのは

バランスが悪くてあり得ません。

 

 

 

 

 

自分にも良い所と悪い所があります。

好きな所、嫌いな所、と言いますか。

 

良い所と悪い所が合わさって自分なのです。

 

でも、人間は複雑な存在なので

単純に良い所、悪い所と

二分できるわけではありません。

 

悪い所だと思っていることが

実は良い所でもあったりします。

 

落ち着きがない→好奇心旺盛

細かい→よく気がつく

臆病→慎重

というように。

 

ということは、良い所と悪い所の境界線は

きっちりとしてるものではなくて

あやふや、もっと言うなら「ない」のです。

 

良いも悪いもないのです。

 

悪い所は、自分が悪いと決めて

嫌っているだけかもしれません。

 

公平な目で見ると、それは

「そういう所もある」というだけです。

良い悪いというより

そういう要素があるということ。

 

いろんな要素が

複雑に合わさっているのが自分なのです。

 

良い所(好きな所)だけ集めても

完全な自分ではありません。

悪い所(嫌いな所)があって

いろんな要素が全部あって

完璧な自分なのです。

 

 

 

 

 

 

自分と向き合うことを

真面目に、正直に、真摯にやっていくと

必ず、自分の闇にぶち当たります。

 

それは、とんでもなく醜いものです。

到底受け入れることはできないと

思うかもしれません。

 

そんな醜いものが自分にあると認めてしまうと

ただでさえ価値のない自分なのに

さらに価値を下げることになる。

そうなったらもう生きていけない

と恐ろしくなるのです。

 

これ以上下げられない

もっと上げること、得ることに必死なのに!

という感じです。

 

できれば、良い所だけ見て

自分のことを「良い人間」だと思いたい。

 

でも、この時の闇こそが

自分を完璧にする構成要素なのです。

 

 

 

 

 

 

弱さ、ずるさ、意地悪さ、冷酷さ

がめつさ、姑息さ、嫉妬深さ、残酷さ

攻撃性、依存性、差別意識、せこさ

残虐さ、怠惰、臆病さ、などなど。

 

(ちなみに、これらは↑闇という言い方をしましたが、「悪い」という意味ではありません。例えば、冷酷さはビジネスの場面では有能さにつながりますし、攻撃性は強さでもあり、自分を守る時に必要となります。嫉妬は向上心の源になる場合もありますし、これらは良い作用をする場合もあります)

 

こんな自分の闇要素に出会ってしまったら

怖がってなかったことにしてしまわないで

「へーなるほどー」と

とりあえず認めてあげます。

 

「自分にもそういう所あるんだー

うん、あるよねーあるんだねー」という感じ。

 

実は、自分の中には

すべての要素が含まれているのです。

だから、何を見つけても

本当はびっくりすることではないのです。

 

自分が気づいてない、自分が知らない要素が

きっとまだまだいっぱいあるでしょう。

自分はいろんな顔を持っていて

いろんな所を持っているものなのです。

 

それが嫌な面だったとしても

ひとつ見つけるごとに

ひとつ自分を知り

ひとつ自分を受け入れられます。

 

自分は、そうやって

ひとつ自分を受け入れるたびに

居心地が良くなって喜ぶのです。

 

だから、私は自分の嫌な面に気づけた時は

「あ、あった♡」とほっこりします。

そのひとつぶん、確実に

自分が楽になることを知っているからです。

 

 

 

 

 

 

いろんな所を持ってる

自分の多面性を許してあげます。

 

良い所も悪い所も全部

それが自分を構成しているのです。

そのどれが欠けても自分は不完全。

 

すべてを含んでいる壮大で複雑な自分を

そのまんま愛してあげるのです。

 

 

 

 

自分の受け入れがたい闇を受け入れた時

自分に対して、もう誤魔化したり

取り繕ったりしなくてもよくなり

今まで感じたことのない

安堵感を感じるでしょう。

 

 

 

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