心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

努力できる才能

 

 

 

先日、「努力できるか、できないかは

遺伝子で決まる」という話を聞いて

目から鱗が落ちました。

 

 

 

その話によると、遺伝子医学では

「努力できる遺伝子」が存在するというのは

今や当たり前になっているそうです。

 

ミシガン州テキサス大学の合同調査で

850組の双子をそれぞれ違う環境の家庭で

育ててもらって、その子らが

どのくらい努力できるかを調査しました。

 

家庭は、裕福で教育熱心な家庭から

親がアルコール依存症など問題のある家庭まで

環境はまちまちです。

 

努力できるかを何で調べるかというと

クラッシック楽器の練習を黙々とこなせるか

ということで、全員の子に

クラッシック楽器の練習をしてもらいました。

 

結果は、双子それぞれに

努力できる能力に差はありませんでした。

 

つまり、どんな家庭で育っても

努力できる遺伝子を持っている子は

努力できるということです。

 

努力できる遺伝子を持っていない子は

熱心に教育されたとしても

努力できないということです。

 

努力の才能は遺伝で決まってしまうのです。

 

 

 

 

 

このことを知っている人は

どのくらいいるのでしょうか?

 

何かうまくいかない人を見て

「努力が足りないんじゃない?」と思ったり

「頑張れば何でもできる」と思っていたり

うまくできない自分を

「もっと努力しなくちゃダメ!」と責めたり

していませんか?

 

私は、していたように思います。

努力って、自分がやればいいだけだと

思っていました。

 

それって「やらないのは(努力しないのは)

自分のせいだ」ということです。

 

 

 

でも、努力するにも才能が必要だった

ということは、努力できなくて

うまく結果が出せないのは

その人の意志や気持ちの問題でも

がんばりの問題でもないのです。

 

その人が悪いわけではなく

怠けているわけでもなくて

生まれつきそうなのだということです。

 

コツコツと努力できる人と

できない人がいるけれども

それは遺伝子で決まっているのです。

 

コツコツと努力ができれば

成果をあげることができるわけで

成功者というのは、みんな

努力できる才能を持っている人達なのです。

 

 

 

 

 

 

それと同じで

深い思考をし続けることや

ものごとを客観視すること

思考を具体的に行動に移すことなども

その才能がなければできません。

 

人は

元々持っているものに格差があるのです。

 

 

 

「人はそれぞれ違う」と

わかっていたつもりだったけれど

わかっていなかったと気づきました。

 

私はよく「こう考えれば楽なのにな」とか

「広い視野を持てば腹も立たないのにな」と

人に対して思うことがありました。

 

そうすればいいだけなのに

何でしないのだろう?と不思議でした。

 

でも、それもきっと

できる人とできない人がいて

それは元々持っている資質で決まっているのです。

 

 

 

 

 

努力や教育で

「2」を「3」にすることはできるけど

「1」を「5」にすることはできないそうです。

 

頑張ればできるはず、

努力すれば何でもできる、

できないのは努力不足だ、と思うのは

できる人の無意識にある

見えない差別なのですね。

 

できる人には

できない人の気持ちはわかりません。

何でできないのかもわかりません。

 

私も、この見えない差別をしていたな

と思いました。

 

 

 

 

 

 

そして、逆の立場にもなります。

 

例えば、オンラインサロンなどで

成功者が「こうすればあなたにもできるよ!」

と教えてくれたとしても

自分にはできないということはよくあります。

 

ここで言う「あなたにもできるよ!」は

(私と同じ才能があればね)という

括弧つきです。

 

 

 

私は、オンラインサロンには

参加したことはありませんが

成功者の本を読んで参考にすることはあり

そんな時、「この人には簡単なことでも

私には難しいなぁ」と

うまくできないことはよくあります。

 

そして、できない自分を責めていましたが

本当に無意味なことをしていたなと思います。

 

その人の持っている才能が

そっくりそのまま自分にもあるとは限らず

むしろないことの方が多くて

同じようにできないのは当たり前なのです。

 

また、同じようになる必要もありません。

 

私には私の才能があり

私の幸せ、私の生き方があります。

 

だから、人と比べることや

人と同じようになろうとすることは

本当に無意味ですね。

 

 

 

 

 

こんなに、人間には

それぞれ違う才能が与えられているのなら

自分の「1」を「5」にすることをやめて

できないことはできる人にお願いして

自分は自分にできることをすればいいのだ

と思いました。

 

 

 

 

 

努力すればいいじゃない、

やればいいじゃない、というのは

できる人の無理解、無神経な言葉です。

 

人は、元々持っているものに格差がある。

そして、その差はほぼ運なのです。

できる人はたまたま恵まれていただけ。

それだけなのです。

 

 

 

 

私は、これから

人を見る目が変わるでしょう。

 

そして、自分も「自分の才能は何か?」を

見つけていきたいです。

 

偏差値にも資格にも学歴にも落とせない

点数もつけられない、証明もできない

そんなニッチな才能を見つけるのも

おもしろそうです。

 

 

 

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