心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

軽やかでありたい

 

 

 

最近、今までにも増して思うこと。

それは、「身軽になりたい!」

ということです。

 

 

 

 

歳のせいなのか、心境の変化なのか

身につけるものも持つものも

重いものは嫌だと思うようになりました。

 

靴、バック、洋服、鍋、まな板、フライパン、

ドライヤー、お風呂の蓋、などなど。

 

重いとウンザリして、心が嫌がります。

「不快だ」と思います。

 

「おしゃれ、かわいい、

流行ってる、機能的」などよりも

「軽いこと」が私にとっては

大切な選ぶ基準になりました。

 

 

 

 

 

去年の年末に、何度目かの断捨離をしました。

 

これまでの断捨離では残ってきたものも

今回は手放すなど

これまでよりも、手放す基準を厳しくして

かなりたくさんのものを手放しました。

 

日頃使わないで取ってあったもの、

今の私にはもう必要のないもの、

今までこれは捨てられないと思っていたもの、

などなど。

 

 

 

私が結婚する時、母が「使うだろうから」と

電動ミシンを持たせてくれました。

 

ところが、私は手先が不器用で

裁縫は大の苦手。

自分で何かを作ることもなく

ミシンの出番はないまま何十年が過ぎ

子どもたちももう大きくなってしまいました。

 

 

でも、そのミシンを手放すという発想はなく

一度も使ったことがないのに

ずっと持ち続けてきたのです。

 

なんとなく「これは手放してはいけない」

と思っていたようです。

もしかしたら無意識で「ミシンが

使えるような人にならなければいけない」

と思っていたのかもしれません。

 

 

けれど、「身軽になりたい!」という

私のもうひとつの声が

ミシンを持ち続けることに異を唱えたのです。

 

「この先だってきっとミシンは使わない。

それなのに持っているのはなんで?

私はこれからだって苦手なことはしないし

私には必要のないもの。

持っていると重たいものだよ。」

と、自分が不快に思っていることがわかり

思い切って手放すことにしました。

 

 

そして、このミシンがまだ使えるものなのか

調べるために、初めて説明書を読んで

セッティングしました。

 

ところが、電源が入らないのです。

ミシンは、もう壊れていたのでした。

 

壊れているものを

持っている意味はありません。

そのミシンはゴミとして処分しました。

 

 

新品のまま、一度も私に使われることなく

捨てられるミシンに対して

私は大変申し訳なく思い、切なくなりました。

 

「本当に可哀想なことをした。

ミシンとして生まれてきたのに

一度も活躍することができなくて

ずっと何十年も仕舞われっぱなしなんて。

活かすことができなくてごめんなさい。

本当にごめんなさい。」とミシンに謝りました。

 

 

 

このミシンと同じように

電池で動く量りも何十年と仕舞っていて

動かしてみようとしたら動かなかった

ということがありました。

 

電気ものは使っていないとだめなのですね。

 

ということは、日頃使わない電化製品は

持っているだけでは意味がないのだと

いうことです。

 

使ってないのに取ってあるものは

もうその時点で、それを殺しているのです。

 

日常的に使って、活かして

共に生きることのできるものだけが

あればいいのです。

 

使わないで持っているだけって

意味がないなと思いました。

 

このことは本当に勉強になりました。

 

 

 

 

 

食器に関しては

いただき物の箱に入っているもの

普段の生活で使っていないものを

メルカリでどんどん手放していきました。

 

食器は、案外

使いやすい決まったものしか使いません。

それだけで充分生活できるのですね。

 

使っていなかったものがなくなっても

何一つ困ることはありませんでした。

 

 

使っているものだけを残して

それ以外を手放したら

食器棚にたくさんスペースが生まれ

見やすく、出し入れしやすく

管理しやすくなりました。

 

なにより、食器棚を眺めるたびに

私は満たされた気分になるのでした。

 

少ない方が満たされるって

不思議な発見でした。

 

それはきっと、そこにあるものを

すべて活かすことができていて

食器たちと私が繋がることができていて

共に生きている、そんな嬉しい気持ちであり

満足なのだろうと思います。

 

 

 

 

さらに、最近力を入れているのは

心の中のいらないものを手放すことです。

 

今の自分には

もう合わない観念、信念、思い込み、

ずっと握りしめていた感情、

自分を縛っている決まりごと、ルール、など。

 

それらを「本当に必要?」と問い直して

「いらないや」と思ったら

どんどん手放していきます。

 

どうするのかというと

「○○という思いを手放します」

「○○というルールを手放します」と

宣言するだけです。

 

自分が「これはもういらない」と

本当に納得していることがポイントです。

 

 

 

そういう自分にとってのいらないものが

自分を重くし、曇らせ

気分を悪くさせているのです。

 

私は、今の自分が心地いい

ぴったりと合うものしか持たないと

決めています。

 

「こうじゃなきゃダメ」という決まりごとも

なるべく作りたくないと思っています。

 

「これもいい」「それもいい」の中から

心地いいものを選び

心を柔軟に、軽やかに

自由にしておきたいのです。

 

それが

今の私が求めている心地良さなのです。

 

 

 

 

とにかく、身軽であることが心地いい。

 

重いものは身につけない、持たない。

使っていないものは手放す。

心の中のいらないものも手放す。

 

 

心の中も、身の回りのことも

これらすべてが関係して連動していて

自分の内側と外側を合わせて

自分の世界なのだなと思います。

 

よく言われているけれども

心にも、身の回りにも

スペースができればできるほど

その人は軽やかで自由です。

 

 

 

軽やかで、自由であることを

私は、とても心地よく感じていて

それが私の望むことなのです。

 

 

 

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