もう数年も前のことですが
私は、ある時イメージの中で
自分の胸の辺りにあるハートに
意識を向けてみました。
すると、そこにあるハートは
なんとなくギザギザして
チクチクと痛むのを感じました。
私のハートは傷ついているみたいだ
と思いました。
そのままハートを感じ続け
痛み、重みなどを感じているとハートは
赤黒い肉の塊のような姿を現しました。
そして、その赤黒い肉の塊には
銀の針が何百本も刺さっているのでした。
私は、イメージの中で
その針を自分で抜くことにしました。
そうして針を抜き始めたのですが
抜いても抜いても
針は無数に刺さっています。
赤黒い肉の塊の表面積３６０°
びっしりと刺さっていました。
私は、その様子に驚愕しながら
自分がどれだけ傷ついていたのか
わかった気がしました。
もし、誰かの言葉、仕草などで
傷つくごとに針が一本刺さるのなら
５０年分以上なので
何百本、何千本と刺さっていても
納得できます。
そして、その針はハートに刺さったまま
ずっと放置されていたのです。
刺さった針は癒されない限りは
ずっと刺さったままなのです。
ハートが痛いのも当たり前です。
私は、なんとか取れるだけの針を抜いて
ステンレスのバットに集めました。
そして、そのバットごと
針を天にお返ししました。
針は光に溶けていきました。
正直、全部取りきったという感覚は
ありません。
まだ残っている感じがしました。
私は、自分に「ごめんね」と謝って
これからもハートに意識を向けて
癒していこうと思いました。
ハートに刺さったままの針は
ありませんか？
そして、それが痛くはありませんか？
チクチクと痛かったら
イメージの中でいいので
抜いてあげましょう。
針は抜かれるのを待っています。
