心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

他人軸に戻ってしまう時

 

 

 

AC(アダルトチルドレン)は

人の顔色が気になって

何でも人が喜ぶようにと選択してしまいます。

 

自分の希望や欲望は二の次で

後回しで、なんなら無視で

人の期待に応えることを最優先します。

 

自分に軸などなく、究極の他人軸です。

 

 

 

いくら世間で「自分を優先しよう」

「自分軸で生きよう」

「人の期待には応えなくていい」と言われても

頭で理解でき、そうしようと思っても

実際にそれを実行するのは

なかなかに難しいことです。

 

私も、自分がどう生きればいいのか

どっちに進めばいいのか

頭では充分に理解して

「もう本当にそうしよう」と思うのですが

すぐに他人軸になってしまうことは

なかなか治りませんでした。

 

 

 

 

 

休日に夫が家にいると

ご飯の支度、部屋を片付けることなど

すべて夫が心地いいようにと動いていました。

 

私のプレゼントを買ってくれると言うので

一緒に買い物に行っても

自分のプレゼントなのに

「夫はどれがいいと思うだろう?

これかな?それともこれ?」と

夫が気に入ったものを選びたいと思う始末でした。

 

私が自分が気に入ったものを選べばいいのに。

私が使うものなのに。

 

 

 

その時の私の心境としては

夫の意向や機嫌が知りたかったのです。

 

夫が気分良く

夫にとっていいようにするためにです。

 

 

 

目の前の人に気に入られたい。

目の前の人に気分良くいてもらいたい。

これがACの願いです。

 

 

 

すべて夫が心地いいようにと動いている私は

完全に軸が他人にある他人軸でした。

 

それを教えてくれたのが

私にとってはめまいや疲れでした。

 

 

 

 

 

私は、人といると疲れてしまって

自分ひとりの時間がたっぷりないと

具合が悪くなってしまいました。

 

自分を生きようと目覚め始めてからは

それが顕著になって

人といて、その人に合わせてばかりいると

異様に疲れてめまいがするようになったのです。

 

それはまるで本当の自分が

「違う!そうじゃない!

私は私の好きなようにしたいのだ!」と

教えてくれているようでした。

 

 

 

そうなってからは異様な疲れを感じたり

めまいがしたりすると

「あ、人に合わせすぎているな」と

気づけるようになりました。

 

そうして気づいて

「違う違う。私は私の意思で全部決める。」と

戻って来れるようになると

他人軸センサーがどんどん敏感になって

人に合わせてばかりいることを

許してもらえなくなっていきました。

 

 

 

けれど、その途中過程では

他人軸→気づく→反省→他人軸

を繰り返していたものです。

 

やっぱり長年の癖なので

気をつけていてもすぐに戻ってしまうのです。

 

でも、そんな時でも

「今はどうしても

そういう反応をしてしまうな。仕方ないな。」

と自分を許してあげました。

 

「そうなってしまうことは仕方ない。

でも、そのことに気づけるようにしよう。」

と思いました。

 

「あ、今私は人の顔色が気になっているな。」

と自覚していようと思いました。

 

 

 

 

 

そして、そんな時ほどたっぷりと時間を取って

ひとり静かに瞑想をすることが必要でした。

 

ひとりになってゆっくり瞑想をすると

頭の中の雑音がひとつひとつ剥がれていき

やがて静かな心の芯だけになっていくのを

感じます。

 

その静かな心の芯こそが私自身で

それを感じられている時が

私が自分と繋がれている時なのです。

 

 

 

そうして、ずれたら戻す

ずれたらまた戻す、と日々やってきました。

 

自分との繋がりは

そうして築かれていきました。

 

自分と繋がっている時は

他人軸にはなりません。

 

他人軸は気持ち悪すぎて

しんどすぎて無理になりました。

 

 

 

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