心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

やりたいことを自分に聞いてやる

 

 

 

仕事のある日は特にそうだし

仕事のない日も意識しないでいると

ついそうなってしまうのが

やらなければならないことをこなして

一日が終わってしまうこと。

 

 

 

ずっとそういう生き方をしてきました。

 

これをやらなければ

あれをやらなければ

これをやっておかなければ

あれをやっておかなければ

 

頭の中では常に

やらなければならないことを探していて

見つけたらやる、の繰り返し。

 

自分の「やりたい」や「こうしたい」は

居場所がありませんでした。

 

 

 

でも、こんな生き方にもメリットがありました。

 

人間はメリットがないことはしません。

 

例えば、結婚したいのにできないという人は

結婚しないことによるメリットを

(自由、人と深く関わらなくていい

破局により傷つかない、など)

潜在意識で優先してるからできないのです。

離婚したいのにできないという人は

離婚しないことによるメリットを

(ひとりにならない、経済的安定、など)

潜在意識で手放したくないからしないのです。

 

 

私がやらなければならないことをこなすのは

人から文句を言われない、後ろ指さされない

人から認められる、なんなら褒められる

人を快適にできる、頼りにされる

などというメリットがありました。

 

自分の立場を安泰にして

自分が歓迎される居場所を作って

生き残りに貢献してきました。

 

特に、私の母親は気難しく攻撃的だったので

文句を言われないように

やるべきことをやっておくのは

自分の身を守るために必要なことでした。

 

それが私の行動の動機として染み付き

やるべきことをやらないでいる状態は

不安で落ち着かなくて仕方ありませんでした。

 

私は、自分が傷つかないために

やるべきことをせっせとこなしていました。

 

結婚して家を出て、もう母が見てないのに

体に染み付いているのでそうしてきたのでした。

 

 

 

けれどある時、それを何十年とやってきて

なんだか人生が楽しくない…虚しい…と

息切れを起こしてしまったのです。

 

それはそうです。

自分の欲望や希望には蓋をして

やらなければならないことをこなすだけなんて

ただのロボットです。

 

まったく自分を生きていないのですから。

 

 

 

人は、自分を生きなければ

苦しくなる生き物なのでしょう。

 

自分のやりたいことをやって

自分を表現することでエネルギーが湧き

活き活きと輝くのでしょう。

 

自分を表現するとは

歌を歌う、絵を描く、などだけではなく

言いたいことを言う、やりたいことをやる

泣きたい時に泣く、怒りたい時に怒る

など、自分のままでいるということです。

 

そのままの、あるがままの

自然な自分のままで、ただ「ある」だけ。

 

それが、自分を表現することです。

 

 

 

 

 

私は、やらなければならないことをこなして

なんとなく一日が終わってしまうのではなく

自分が今から何をするのか

主体的に自分で選んで

やりたいことをやった一日にしたいと思いました。

 

自分で選んで

自分を生きた一日にしたいです。

 

 

 

 

 

昨日の夜は、たまたま家族が全員外出して

家に私ひとりだったので、ワクワクして

自分に「何したい?」と聞きました。

 

すると、浮かんだのは

「のんびり休みたい」という返事。

 

頭は「えーせっかく誰もいないのだから

映画観たり、何か書いたりすればいいのに」

と言うのですが、それは違うようです。

 

私は、自分の希望通りに

部屋の電気を消してろうそくに火を灯し

ソファに横になって、ただ

川上ミネさんのピアノを聴いていました。

 

そうしていると本当に心地よく

心が満たされて喜び

元気が戻ってくるのがわかりました。

 

こういう、寝るのとも、瞑想とも違う

何もしない時間も必要なのだと思いました。

 

昨日はピアノ曲を聴いていましたが

それすらもなくていいのかもしれませんね。

のんびりと、ただ「ある」時間。

 

思った以上に自分が満たされました。

 

 

 

自分の本当にやりたいことを自分に聞いて

それをやると、元気になります。

 

これからも、今日という貴重な一日を

死んだように過ごすのではなく

自分に与えられた貴重な時間を

楽しむ一日にしたいです。

 

そういう自分になりたいと思いました。

 

 

 

f:id:miiko-3:20230717174402j:image