心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

子どもを信じ、手放す

 

 

 

私には子どもが二人いるのですが

その二人ともに発達障害があります。

 

上の子がADHD

下の子が高機能自閉症です。

 

 

 

下の子は強迫性障害でもあって

一緒に暮らしていると家族は本当に大変です。

 

もちろん本人が一番大変なのでしょうが

自分の偏った思い込みや世界観を

人にも強要し、守らせようとするので

お互いに生活が困難なものになります。

 

私はよく

「本当に大変な世界を生きてるんだね…」と

思いますし、本人にも言います。

 

 

 

私は、日常的に

洗濯のやり直しをさせられたり

(私は必要とは思ってないのに)

手を何度も洗わされたり

責められたり

意思疎通ができなかったりするので

正直、疲労困憊で嫌になる時もあります。

 

洗濯のやり直しや手を洗うことは

やらなかったらもっと状況がこじれて

病気も悪化すると思うので

できる限りはやっています。

 

 

 

 

 

私は、こんなに人に理解されない世界を

生きているなんてさぞ辛いだろうと思い

私だけはこの子の良き理解者になって

味方でいようと思ってきました。

 

ずっと問題児だったけれど

私がこの子の代弁者となって

この子の言いたいことを周りに伝えていこうと

振る舞っていました。

 

私だけは最後まで味方であり続ける。

最後まで見捨てない。

この子には私しかいないのだ。

そう思っていました。

 

 

 

だから、ずっとそばに居続け寄り添って

私が助けるのだと思い続けてきたのですが

ある時、ふと「本当にそうなのかな?」

と疑問が浮かびました。

 

本当にあの子には私しかいないのか?

本当にあの子は私がいないとダメなのか?

 

もしかして、そう思い込んでいるのは私だけで

本当は違うのかもしれないと思いました。

 

 

 

もしかしたら、これから先、あの子を

理解してくれる人が現れるかもしれない。

良い仲間ができるかもしれない。

私がいなくても幸せになるのかもしれない。

 

 

 

「そんなことはない。私しかいないのだ。」

と思い込むのは

子どもの人生の可能性を狭めて

子どもを自分に縛り付けることになります。

 

 

 

「あの子には私しかいない」というのは幻想。

あの子は誰からも見放された問題児ではない。

味方も理解者もきっとどこかにいる。

あの子は自由で、可能性に満ちた

素晴らしい人生を自ら創造することができる。

私がいなくたって幸せになれるのだ。

 

 

 

 

 

私は、私自身が子どもの可能性を狭め

縛り付けていたことに気づきました。

 

私は、子どもの強さや可能性を信じ

子どもを手放すことにしました。

 

「この子は幸せになるのだ」と信じることで

手放すことができました。

 

 

 

「この子は私がいなくちゃダメ。

理解されるはずがない。幸せになれない。」

と思うことは

子どもを守ろうとしているつもりでも

全く逆のことをやっているのです。

 

そうして子どもの可能性を信じないことで

子どもの可能性を狭めています。

「理解されない。幸せになれない。」と

信じることで、その未来を引き寄せています。

 

だから、本当に

子どもに幸せになって欲しかったら

心配をしないで「できる」「大丈夫」と

信じてあげることなのです。

 

 

 

心配するが故に

「私がいないと」と思うのですが

これはよく考えたら

親自身のエゴ以外の何ものでもありません。

 

親が自分の不安や心配に苛まれ

その不安や心配を解消しようと

しているだけなのです。

 

つまり

心配だから自分でなんとかしようとするのは

自分が不安を感じたくないから

それをなくそうとする

「自分のための行為」なのです。

 

 

 

子どものことが心配でも

そこにフォーカスしないで

「でも未来のことはわからない。

未来は子どもが自分で創っていく。

きっと大丈夫だろう。」と信じるのは

エゴを超えた在り方だと思います。

 

そうして、子どもを信じ、手放すと

子どもは自由になるでしょう。

 

 

 

私は子どもを手放すことにしました。

子どもは自由で、家を出てもいいし

好きなところで、好きなように生きていい。

 

そうして子どもを手放したら

実は、私自身も軽く自由になって

家族みんなが幸せになるようでした。

 

 

 

 

 

そんなことで、大学生の下の子は

昨日、一人暮らしをするべく

この家を出ていきました。

 

子どもの楽しく幸せな生活を願っています。

 

 

 

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