心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

世界を肯定的に見る人

 

 

 

私がいつも行く園芸店のおばあちゃんは

とても素敵な人です。

 

いつでも、優しく笑顔で

「ありがとう〜」と言ってくれます。

 

 

 

 

いつだったか

その日も私は園芸店に行き

おばあちゃんに

殺虫剤について質問をしました。

 

おばあちゃんは

私に対応してくれようとしたのですが

その時お客さんが次から次へと来て

どんどん並んでしまいました。

 

お客さんの中には私のように質問したり

めんどくさいことを言ったりする人もいて

おばあちゃんは目が回るほど忙しくなりました。

 

なのに、おばあちゃんは嫌な顔ひとつせず

どの人にも丁寧に応えてあげて

笑顔で優しく「ごめんね〜ありがとう〜」

と言っていました。

 

私に対しても

先に他のお客さんの対応をしていたけれど

「ごめんね、ちょっと待っててね。

ちゃんと聞いてあげるからね。」と言い

お客さんが切れた時に

わざわざどこかへ電話して

私の質問について聞いて教えてくれました。

 

 

 

あれだけ忙しい時に

何人もの人からめんどくさいこと言われたら

普通、焦ってしまったり、イラついたり

嫌な顔したりしそうなものです。

 

でも、おばあちゃんは

そんな素振りは1ミリもなかったのです。

 

私は、側でおばあちゃんを見ていて

「この人は一体何者なのだろう?」

と思いました。

 

どんなに忙しくても

優しく笑顔でいられるのは

どうしてだろう?

 

「商売人だったら当たり前だよ」

と言われればそれまでですが

私は、それだけではない気がしました。

 

 

 

 

おばあちゃんにとって、並ぶお客さん

質問してくるお客さん、忙しいことは

ありがたいことなのでしょうか?

 

私は、おばあちゃんを観察していて

おばあちゃんは、こうなったら嫌だとか

こうじゃなきゃダメとか

こんな状況望まないとか

世界を否定的に見ていないように感じました。

 

おばあちゃんは、世界を

ありがたいもの、そうであるもの、と

肯定的に見ているのではないかと思いました。

 

だから、何が起こっても

ありがたいもの、受け入れるもの、で

そこに怒りは湧かず、心も波立たず

笑顔でいられるのでは?

「ありがとう」が自然に出るのでは?

 

 

 

 

自分の思った通りにならなきゃ嫌だ

と思っていると

受け入れられないことも多く

そうすると世界を見る目は否定的になります。

 

あれが嫌、これが嫌、これがムカつく、と

怒りが湧いて不機嫌になります。

仏頂面になって人を攻撃します。

 

 

 

 

世界をどう見ているか。

世界をどう捉えているか。

肯定的か、否定的か。

 

そういうことなのかもしれません。

 

 

 

私は

おばあちゃんのようになりたいと思いました。

 

困難な時も、心に余裕を持って

優しく笑顔でいられる人になりたい。

 

 

 

すべての問題に対してそうなのです。

 

自分の思い通りにならない時

わかってもらえない時

困難な状況になった時

すべての問題に対して

世界に対して、私はありのままを

受け入れられる人になりたい。

 

そして、世界に感謝したい。

 

 

 

 

 

園芸店のおばあちゃんのような

素敵なお手本を

私に見せてくれた世界に感謝します。

 

そして、もちろん

素敵なおばあちゃんにも感謝します。

 

いつもいつも、接するだけで

私を良い気分にしてくださって

本当にありがとうございます!

 

 

 

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