心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

仕事辞めます

 

 

 

私は子どもを産んでからは

ずっと専業主婦でいましたが

一昨年、奇跡的な流れで

やりたかった仕事に就くことができました。

 

 

 

それは、障害のある方の就活を支援する

就労支援の仕事です。

 

その人の良いところを見つけたり

困りごとや不安に耳を傾けたり

励ましたりして

誰かが笑顔になるのは嬉しいことです。

 

誰かを応援する仕事ができるのは

幸せだなぁと思いました。

 

 

 

この仕事はとても楽しいし

やりがいもあります。

 

それは本当にそうなのです。

 

 

 

ですが、私はこの仕事を

3月末で辞めることにしました。

 

いろいろな要因があるのですが

自分の心に何度も聞いて

そう決断しました。

 

 

 

 

 

一番の直接的な要因は職場環境です。

所長にも辞める理由は

このことだけ言いました。

 

私の働いている職場のビルは古くて

エアコンの調節があまりできません。

夏場は室温が30度超えることもあります。

 

そんな中

首に保冷剤を巻きながら働きましたが

暑さをずっと我慢しているので

家に帰ってからも熱中症になったり

発熱したりと体がしんどかったのです。

 

所長にそのことを訴え改善を求め

(利用者さんにも具合悪くなる人がいたので)

所長もそれに応えて窓にフィルムを貼るなど

できる対策は講じてくれましたが

焼け石に水で打つ手なしでした。

 

私の中に、「自分に無理や我慢をさせる」

という選択肢はないので

辞めようと思いました。

 

所長は、私が去年入院までして

体調を崩していたことを知っているので

引き留めることはせず、むしろ

「こんな環境で申し訳ない」と

謝罪してくれました。

 

 

 

 

 

もうひとつの大きな要因は、私が

自分の望みは人を助けることではないと

気づいたことでした。

 

それまで、私は人を助けること

支援することが自分のやりたいことだと

思っていて、だからこそ今の仕事に就いて

夢が叶った!と喜んでいたのですが

そうではなかったのです。

 

それは、会社の研修で企業見学に行った時

聴覚障害のある男の子に

助けてもらった経験で気づきました。

 

私が弱者を助けるという構図ではなく

人として対等に助け合うのが

私の生きたい世界です。

 

私の望みは、ただ目の前の人を尊重して

笑顔で一緒にいたいだけだったのです。

 

そのことに気づき

今の仕事に僅かなズレを感じ始め

何度も自分に聞きました。

 

「もし死ぬまで困らないお金があっても

私は今の仕事をずっと続けたい?」

 

何度聞いても答えはNOでした。

今の仕事を死ぬまで続けたいほど

楽しいと思っているわけではありませんでした。

 

 

 

 

 

それともうひとつ。

これは、実際に働いてみてわかったことですが

私にはシフト勤務というものが

合わないということです。

 

この日、この時間、拘束時間は何時間、と

決まっている生活がしんどくて

仕方ありませんでした。

 

そんなこと言っても

世の会社員やパート勤務の方など

ほとんどの人が

働く日や時間が決まっているのは当たり前で

何を甘えたことを言ってるんだと

叱られそうですが

しんどいものはしんどいのです。

 

体質的に繊細なのか

月の満ち欠け、季節の変わり目

気温、湿度、気圧の変化などに影響されて

その日によって体調が変わり

「体が重い」と感じても

シフトに入っていたら余程のことがない限り

無理をして出勤することになります。

 

具合が悪いなら休めばいいじゃない

と思っても、そんなにしょっちゅう

休めば周りに迷惑がかかるし

自分の体調に合わせていたら

そもそもシフト表の意味もありません。

 

会社の中で働くには

就業規則やシフト表などの「枠」に

自分をはめ込まなければなりません。

 

その「枠」にはめ込まれる感じが

すごく息苦しくて、疲れて、しんどくて

「ああ、この働き方、私には合わない」

と思ったのです。

 

若い頃は正社員で何年も働いていて

その頃だってもちろん疲れていたのですが

今ほど自分の感覚に気づいていなかったので

疲れていても、辛くても

どうにかこうにか働けたのだと思います。

 

けれど、今は

自分の心の声や体の声を聞いて

自分がどう感じているのかに

「気づいている」ので、そこで

無理や我慢をさせることは

できなくなってしまいました。

 

 

 

 

私は、自分の感覚を信じ

心の声、体の声を聞いて

それに従いたいです。

 

また無収入になってしまいますが

これでいいと思っています。

 

この働いた約2年間は学びも多く

本当に貴重な体験をすることができました。

決して無駄ではなかったです。

 

 

 

今となっては

辞めることに迷いはなく

その先の新しい生活が楽しみです。

 

新しい扉が開く

そんな感じがして

少しワクワクしています。

 

 

 

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