心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

空っぽ人間

アダルトチルドレンの感覚に

「自分が空っぽに感じる」

というのがあります。

自分が人形のよう、ロボットみたい

生きてるという実感がない、など。

 

私にも覚えがあります。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

私は、自分と向き合い自分を理解していき

ある時「私はいい人を演じていたんだ!」

と気づきました。

 

「今までの私の言動は

本当の私から出たものではなく

いい人と思ってもらえるための演技だった!

優しい言葉も、感じのいい笑顔も

相手を思いやる振る舞いも全部ウソだ!

本当の私じゃない!」と。

 

私は本音なんて言っていませんでした。

ガチガチに固められた「いい人」という

鎧を着ていたのです。

 

この鎧は自分を守るのには最強でした。

この鎧を着ていれば人から責められない…。

 

でも私は鎧を着ていることに

気づいてしまいました。

鎧は私じゃないと気づいてしまったのです。

 

気づいてしまうと

途端に鎧が息苦しくなって

もうほんの少しも耐えられませんでした。

だから「鎧を脱ごう!」と決めました。

 

でも実際にそうしてみると

鎧の中身は空っぽだったのです。

私は空っぽでした。

 

本当の私はどこにもいませんでした。

それは、とても不気味で気持ち悪く

恐ろしいことでした。

 

本当の私はどこ?

本当の私ってなに?

 

今までずっと人(母)の機嫌を気にして

人の欲望を満たすために生きてきました。

だからわからないのです。

 

自分の欲望

自分の感情

自分という人間。

 

空っぽ人間の私は、それでも

もう重たくて鎧はつけられません。

ならば、空っぽの自分に

「自分」を埋めていこう!と思いました。

 

自分の好きなこと

自分のしたいこと

自分の思ったこと

自分の感じたこと

 

ひとつひとつ「自分」を取り戻すように

「これが私だ!」というものを

自分の中に埋めていきました。

 

もちろんいきなり「いい人」を

やめるなんてできませんでした。

けれど、この時が自分を取り戻そうと

シフトチェンジした時です。

 

とても自分が頼りなく、心細く、怖かった。

素っ裸で社会に放り出された気分でした。

 

でもその状態が永遠に続くわけではなく

ちょっとずつ自分が育っていき

やがてどっしりとした

「自分」という感覚を掴んでいきました。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

自分がないって心許ない。

自分がないって辛いこと。

生きてるって感じがしない。

 

辛いから、その空っぽに

アルコール、薬物、仕事、誰かの世話など

入れたくなってしまいます。

自分以外の何かで埋めちゃうのです。

 

でも、本当に幸せになりたかったら

その空っぽに「自分」を入れて

自分を取り戻すしかありません。

 

「自分どこいった?」な人は

自分の欲望について

じっくり考えてみるといいと思います。

 

本当の望みは何ですか?

 

 

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