心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の中の別人格

私は瞑想をするのが

毎日の日課になっています。

 

普段は、ただ呼吸に集中して

自分を無にするという瞑想です。

自分の中が落ち着き

とても清々しい気分になります。

 

たまに、CDで誘導される瞑想もするのですが

今日は、その時に起こったことについて

書いてみようと思います。

 

少し不思議な話ですが

すべて私のイメージの中のお話です。

 

 

 

 

 

 

 

もう何年も前の話です。

私は瞑想をしていて、イメージの中で

自分の心の奥底に潜っていきました。

 

そこに誰かがいました。

20歳くらいの男性で

名を尋ねると「ひろ」と名乗りました。

 

ひろは神経質そうな感じで

笑わず、暗い表情をしています。

 

お話を聴かせてもらうと

ひろは自分のことが大嫌いだと言いました。

 

「人から(母親)理不尽に怒りを

ぶつけられることが怖くて悲しい。

悲しいけれど、そのことを怒ってもいる。

誰かの怒りをぶつけられる対象となる

自分が本当に嫌い。

人をイライラさせる自分死ねと思う。

自分は無価値でダメな人間だ。

いなくていい存在だ。

いなくなればいいのにと思う。

そんな自分の存在が悲しい」

と言いました。

 

そして「非難しないで!!」

と両手で耳を塞ぎ

怯えて叫んでいました。

 

ひろは、人から攻撃されることに傷つき

怖がっていました。

人から攻撃される自分が嫌いで

悲しみがひろを覆っていました。

 

私は、ひろに

「あなたは悪くない。あなたに罪はない。

あなたは何も悪いことをしていない。

あなたは価値のある存在だ」と言いました。

 

ひろは陰鬱な顔で黙っていましたが

私は、ひろを抱きしめ背中をさすりながら

「神さま、ひろの心の傷を癒やしてください」

とお願いし、祈り続けました。

 

しばらくすると、光がひろと私を包んだので

「ひろの罪悪感と自分への殺意を

天にお返しします」と言って

光の中へひろの罪悪感と自分への殺意を

返しました。

 

私とひろは光に包まれていましたが

気づくと、苦悩に満ちた青年だったひろが

いつの間にか1歳くらいの赤ちゃんになって

私の腕の中で泣きじゃくっていました。

 

そのまましばらく抱いていると

今度は生まれたての赤ちゃんになって

私の腕の中でスヤスヤと眠っていました。

 

さらに、そのまま抱いていると

赤ちゃんはいなくなってしまいました。

 

ひとり残された私は

大きな愛に包まれたように

とても幸せな気分で

神さまとひろに「ありがとう」と言いました。

 

私はずっと、なんだかわからない感情が

込み上げて涙が流れて仕方ありませんでした。

 

 

 

これが一連の出来事です。

 

 

 

 

これは、私がストーリーを考えて

進めていったのではありません。

 

私はそこにいて、ひろを慰めたり

抱きしめたりしていましたが

光に包まれたり、ひろが赤ちゃんに

なってしまったのは想定外で、自分でも、「え?え?」と驚いていたくらいです。

 

不思議ですが、そんなふうになって

私自身とても癒されました。

 

ひろが赤ちゃんに変身して

泣きじゃくっているのを見て

泣きもしない、笑いもしない

暗い表現で固まっていたひろは

本当は泣きたかったんだなぁと思いました。

 

そして、ひろは私の分身であり、一部で

私が話を聴いて、抱きしめて

神さまの力もお借りして癒やしてあげると

私の中に溶けて

統合されていったのだと思います。

 

私の中に、罪悪感と自分に対する殺意

悲しみ、恐怖、怒り、自己否定などが

渦巻いていたのです。

それをひろが引き受けてくれました。

 

ひろを癒すことで

私は自分を癒やしたのです。

 

 

 

 

 

とても不思議ですが

心地のいい出来事でした。

 

 

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